実施紹介

360度評価は、社員育成のPDSサイクル（Plan－Do－See）に欠かせないものと考え実施しています。
社員が「（P）行動計画を立てる」→「（D）現場で実践する」→「（C）360度評価フィードバックレポートで振り返る」のサイクルを回すことで効果的に成長することができ、会社の活性化にもつながると考えています。

後記

～リアルワン株式会社（調査＆コンサルティング会社）※2　から～

本年の360度評価では、責任者だけでなく一般社員の方が対象者に加わりました。一般社員の方々ですから部下評価はなく、上司と同僚からの評価になります。誰しも人に評価を伝えるということは伝えづらいものであり、同僚であればなおさらです。今回一般社員が加わったのは、対象者の成長に上司一人の偏った評価ではなく、より多面的な評価を加えた方が役立つのではないかと考えからですが、非常に積極的な試みだと言えます。
360度評価の全体結果ですが、一般社員が加わったことで、過去の360度評価とは違った特徴が結果にあらわれています。まず、全体的に評価項目の得点が分散しました。やはり、経験が浅い方など、これからもっと仕事を覚え成長しなければならない方々が含まれているからだと考えられます。それを裏付けるように「業務遂行」関連の項目の得点が少し低めです。
一方で、三洋商事様が大切にされる対人関係やチームワーク、挨拶やSKHといった項目は、責任者、一般社員関係なく、経験が浅くても実施が期待される内容ですが、結果は他項目に比べ高く、高評価でした。「仕事ができるだけではダメだ。人を大切にしなければダメだ」という方針が徹底されており素晴らしい結果だと言えます。少し残念だった点は、同様に大切にされている「掃除に対する姿勢」が低くなっている点です。掃除も同様に経験にはさほど関係なく実施できることであり、見直しが必要だと考えられます。
　360度評価は非常に多くの気づきを私たちに与えてくれます。是非その気づきを普段の業務に生かして、より一層飛躍され成長されることを期待します。