2010年７月２７日の大阪府公館にて副知事立会いの 下、アドプトフォレスト調印式を行ってから約３カ月がたちました。私たちの活動の場である河南町平石城址跡の現地を訪れましたので状況をお知らせいたします。
　
　活動場所が決定して訪問した時は雑木林で鬱蒼としており、周りの風景を見る環境にはなっておりませんでしたが、当社の活動に協力・指導していただけるＮＰＯ里山倶楽部さんが、順次手を加えてきており遠い風景、棚田が見えるまでになってきました。

　少し手をかけるだけで、森がよみがえったように感じました。これから５年をかけて、歴史ある平石城跡にふさわしい「森づくり活動」を里山倶楽部のみなさんのご協力を得ながら行っていきます。

　アドプトフォレスト制度とは、大阪府が事業者等と森林所有者の仲人となって、森づくりへの参画を進める制度です。当社は、アドプトフォレスト制度の理念に賛同し、大阪府河南町にある平石城跡地区の「森づくり」に参画することになりました。この地は楠木正成ゆかりの城跡で、河南町平石の集落に近接し、里山風景を眺望することができます。しかし、近年では雑木林・竹林・人工林が拡大し、ヤブ化し林床の暗い場所が増えてきている状態です。
　活動にあたっては、環境的視点だけでなく、里山風景を展望できるよう、雑木やスギ・ヒノキ・タケの間伐を行い、河南町の木にもなっている「サクラ」の植栽など、森づくり活動をすることにより、里山保全と平石城跡の魅力向上に貢献していきたいと考えています。

◆河南町平石城址跡　伐採前の写真

◆河南町平石城址跡　整理後の写真

◆関連ウェブサイト◆
・エコプロジェクト2015　地域環境保全活動