今回で3回目となる360度フィードバックは、管理職の日頃の行動を、直属の部下全員がアンケートにより評価するものです。そして、その結果をレポートにまとめて管理職本人に返却（フィードバック）し、自身の活動の振り返りや、今後の成長に役立てようとするものです。
　例えば、ゴルフの練習をする時、自分のスイングをビデオに撮りチェックして、上達のためのアイデアを得ます。360度フィードバックも同様に、レポートがビデオの役割を果たし、管理職は部下の評価から自分の強み（長所）や弱み（短所）、自分では気づかない自分を知ることができます。そして何より傲慢にならず、常に謙虚な姿勢で臨むことができます。また、評価する部下にとっても、普段なかなか伝えづらい考えや思いを上司に伝えるいい機会となります。
　三洋商事では今後も本制度を含め、従業員の育成に力を注いで参ります。

 

■　評価項目と今回の全社結果

　360度フィードバックで使用している評価項目は、三洋商事の管理職として重要な「39の行動」と「全体評価」の計40項目と、2つの自由記述です。評価項目には、ブラジルにあるセムコ社（Semco Group）※1の項目を参考に、当社に適応するよう追加・修正し作成しています。セムコ社はブラジルで学生からの人気が最も高いコングロマリット企業であり、その経営理念や方針は他の追随を許さない独創性と誠実さに溢れています。当社は、セムコ社に強い感銘を覚え、項目作成の基礎とさせて頂きました。
　詳しい設問内容は、下記のリンク先で確認できます。

http://www.sanyo-syoji.co.jp/recruit/fukuri/360hyouka.html